大手企業や有名企業と比較すると、一般的に知名度が低い中小企業の場合、そのハンディキャップを埋めなければなりません。
その方法が適切な時期に高校へ郵送するPR物3点「社長からの手紙」「社員インタビュー」「会社紹介パンフレット」です。
今回は高校へ郵送すべき採用PR物3点の紹介をしていきます。
まずは高校新卒採用スケジュールを確認しましょう。
▼高校新卒採用のスケジュールはこちらの記事で確認いただけます▼
高校新卒採用では、画像にあるように、時期ごとに送るべき採用PR物があります。
それぞれは下にまとめたタイミングで高校に郵送すると効果的です。
高卒採用において高校に送るべき採用PR物
PR①「社長からの手紙」 2年生の3学期 2月~3月 進路ガイダンスや保護者会、三者面談の時期 意欲の高い生徒→先生も頑張りに応える傾向
PR②「社員インタビュー」 3年生のゴールデンウィーク頃 4月後半~5月前半 進路の方向性が定まる 就活本番直前の準備の時期
PR③「会社紹介パンフレット」 +「社長からの手紙」、「社員インタビュー」、高校新卒用求人票 3年生の7月 求人公開に伴い就活本格化
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2年生の3学期である2月~3月に高校へ郵送すべきなのがPR①「社長からの手紙」です。
「社長からの手紙」とは、そのまま社長自らの言葉で発信されるPR物です。
なぜ、PR物に社長が登場する必要があるのか?
それは、社長が登場することで、高校新卒採用における本気度の高さが、教員、生徒、保護者に伝わりやすいからです。
想像してみてください。
高校に届いた郵送物を開封し、「社長からの手紙」を見た進路教員、就職指導員はどう思うでしょうか?
社長自らが登場し高校新卒採用に対する熱量が伝わる手紙が届けば、次のように感じます。
「聞いたことのないような会社だけれど、会社の顔である社長自らがここまで決意しているなら、うちの生徒(わが子)を預ける価値があるかも知れない...」と。
会社のトップが登場することで伝わる高校新卒採用への本気度の高さは安心感を与えます。
この安心感が、大手企業との知名度の低さや会社規模のギャップを埋めていくのです。
具体的に、「社長からの手紙」作成時に意識すべきポイントは以下の4つです。
(1)高校新卒求人票の「会社の情報」をさらに具体的に文章化する
(2)「歴史」「決意」「実績」の3つのカテゴリー分けを意識して文章にする
(3)直感的なイメージを促すために、文章に合わせた画像を挿入する
(4)求人での自社のウリとなるPRポイントを箇条書きで盛り込む
これらのポイントを抑えて作成することで、教員、生徒、保護者への訴求力を高めることが出来ます。
今回は、ご許可をいただいた遠藤建築様の実際の「社長からの手紙」をご紹介します。
作成時の参考にしてみてください!
採用PR物①「社長からの手紙」に続き、3年生のゴールデンウィーク頃である4月後半~5月前半に高校へ送るべきなのが2つ目の採用PR物「社員インタビュー」です。
若い社員や、それこそ高校新卒で採用し活躍している社員の紹介を行い、職場のリアルを伝えていく社員インタビュー。
社員インタビューを見た生徒は自身のキャリアや、そこで働く自分の姿をイメージすることができるので、採用に効果的です。
社員インタビューを作成する前段階で重要なポイントが、「掲載する社員の選定」です。
郵送書類を見た教員や生徒の目線に立って、誰が登場していると響くかを考えましょう。
基本的には、できるだけ生徒に近い年齢の高校新卒社員にスポットを当てるのが良いです。
22歳までがベスト。25歳程度を上限として選定してください。
17歳前後の高校生にとってイメージしやすい未来は、大学に行く同級生が卒業する歳である22歳程度になるからです。
高校新卒採用が軌道に乗ったら、前年度までの高校新卒社員をインタビューしましょう。
軌道に乗るまでは、25歳前後の社員に登場してもらうようにしましょう。
社員インタビューはA4サイズ、1枚ものでスライドやパワーポイント等を使用して作成します。
それでは、社員インタビューの具体的な構成要素を見ていきましょう。
下の画像はサンプルとして作成し載せています。
このようなイメージの社員インタビューを作成します。↓
社員インタビューの構成要素のポイントは4つ。
(1)社員インタビューの上半分では、生徒への理解促進ゾーンとして5W1Hの要素を入れる
5W1H(いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのように)の要素が入ることで、限られた情報、スペースであっても分かりやすく伝えることができます。
(2)社員インタビューの下半分では、共感ゾーンとして、仕事の厳しさ(現実)とそれを乗り越えた経験を入れる
「あの頃はたしかに大変だったけれど、〇〇だから今がある」といったようにYES,BUTで乗り越えた経験ややりがいを伝えるとより生徒に響く内容になります。
(3)PRポイント欄を用意する
社員インタビュー中にあなたの会社のPRポイントを記載します。
PRポイント欄では、ターゲットとなる高校生の心をつかみやすいポイントと考えられるものを箇条書きで3つ~5つ程記載します。
(4)インタビューを受けている社員からのメッセージを記入する
インタビュー記事の最後には、インタビューを受けている社員からのメッセージを記入し、社員インタビューを見ている生徒へ直接語りかけることで行動を呼び起こします。
これらポイントを抑えて作成することでより、教員、生徒への訴求力を高めることができます。
フレームに落とし込み、あなたの会社だけの社員インタビューを作成しましょう。
求人公開に伴い就活が本格化する3年生の7月1日に高校へ郵送すべきなのが「会社紹介パンフレット」。
この「会社紹介パンフレット」に加えて、これまでのPR①「社長からの手紙」、PR②「社員インタビュー」と高校新卒用求人票もセットで郵送します。
求人公開解禁日である7月1日以降、高校には多くの高校新卒求人票が届きます。
その量は高校や地域によって様々ですが、多いところでは1,000件~3,000件にのぼることも。
求人票1つ1つを印刷して就職希望の学生に配布することは難しい状況にあります。
そこで多くの高校で行われているのが、「求人票一覧」の作成。
高校では進路教員や就職指導教員が、高校に届いた求人票から「会社名」「就業場所」「事業内容」「仕事内容」「給与条件」など、生徒が応募先を決める際に最低限必要となる事項をピックアップしてまとめているのです。
教員も生徒もこの「求人票一覧」から絞り込みをして応募先を決めていきます。
重要なのは、この「求人票一覧」でいかにあなたの会社が目立てるかになります。
求人票では伝えきれないあなたの会社の魅力と、新卒採用の本気度、歓迎度合いを高校へ伝えていきます。
PR物3点があれば、他社、特に大企業との差別化に繋がります。
このインパクトは大きく、求人票とPR物を受け取った教員が、あなたの会社の「専用ファイル」を作ってくれるきっかけになりえます。
高校に郵送する会社紹介パンフレットは採用にとって効果的ですが、自社の営業活動にも使用できるメリットがあります。
採用のために”会社の魅力”をまとめたパンフレットはそのまま集客のツールになるのです。
部数を多く用意することで、クライアントや見込み客へ渡すことができます。
一石二鳥の活躍ですので、この機会にぜひ自社のパンフレット作成に注力してはいかがでしょうか。
ミズサキ株式会社では会社紹介パンフレット作成も行っております。
実際に作成したパンフレットはこちら↓
是非ご参考にしてください。
ミズサキ株式会社では、こうしたPR物の作成を承っております。
無料相談を受け付けておりますので、是非お問い合わせください。