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2025年卒高校生採用スケジュール|高卒就活の独自ルールを解説

高校新卒 採用選考スケジュール
  • 公開日:2024/07/29
  • 更新日:2024/10/19
藤村俊太郎
この記事を書いた人
藤村俊太郎

愛知県知多市出身。愛知県立明和高校→慶應義塾大学卒業。高卒採用のプロフェッショナル。年間5000件以上の採用をマッチングさせる転職サービスの開発・運用を経験。自社採用部署における、新卒採用の立ち上げ・採用広報部署の立ち上げ・社員定着戦略/仕組みの構築を行う。採用戦略の構築とインハウス化が得意。

今回は高校新卒採用の流れについてご紹介します。
高卒採用を成功させるには、高校生側と企業側の動きを把握することが最重要です。
この記事を読めば、効果的かつ効率的な高校新卒採用が可能です!  

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<高校生採用における独自ルール>

高校新卒採用には行政、学校組織、主要経済団体の3者間で定められた独自ルールが存在します。
抑えておくべき高校新卒採用の独自ルールについては、下の6点です。

 

高校就活では、求人票公開と求人募集の解禁時期が決められている

高校就活では、求人票公開と求人募集の解禁時期が一律で定められています。
高校生は学校教育が最優先であり、その妨げになるような行為は禁止されています。
また、社会人経験の乏しい高校生が平等に就活ができるようにするためのルールです。

1人1社制

「1人1社制」とは企業がハローワークを通して高校に高卒求人票を届け、生徒が教員や保護者と相談して最初の応募先を1社に絞る制度です。
生徒は最初の企業の内定が得られなかったときに、はじめて他の企業に応募できます。
一定期間を過ぎれば複数の企業に応募することができるようになります。

 

高校生への直接連絡は禁止

高校生の就活方法のメインは「学校斡旋」です。
学校斡旋は、高校生を採用したい企業と就職を希望する高校生の間に学校が斡旋機関として介在することで、生徒の就職活動を円滑に進めることです。
高校生は、高校経由で企業情報を入手することになります。

高校新卒採用の求人にはハローワークの確認印が必須

高校新卒採用を行う企業は、所轄のハローワークに申請し、求人票を登録・発行する必要があります。
ハローワークの確認印のある求人票を高校へ届けなければなりません。

高校生を採用する上で合否基準にしてはいけない14項目

就職差別につながるおそれがある下記14項目については特に考慮し、選考を行いましょう。

本人に責任のない事項の把握
1. 本籍・出生地に関すること
2. 家族に関すること(職業、続柄、健康、病歴、地位、学歴、収入、資産など)
3. 住宅状況に関すること(間取り、部屋数、住宅の種類、近隣の施設など)
4. 生活環境・家庭環境に関すること

本来自由であるべき事項の把握
5. 宗教に関すること
6. 支持政党に関すること
7. 人生観・生活信条に関すること
8. 尊敬する人物に関すること
9. 思想に関すること
10. 学生運動などの社会運動に関すること
11. 購読新聞、雑誌、愛読書に関すること

採用選考の方法
12. 身元調査の実施
13. 本人の適正、能力に関係ない事項を含んだ応募書類の使用
14. 合理的、客観的に必要性が認められない採用選考時の健康診断の実施

高校新卒採用は「書類選考のみ」の選考は禁止

生徒の能力や適性による公正な選考を行うために、高卒採用においては書類選考のみで合否を決めることは認められておらず、選考には必ず面接を含める必要があります。
適性検査や一般常識テスト・作文などと併せて選考する企業が多いです。

<高卒採用選考スケジュール>

高卒採用の活動スケジュールには、国が定めたルールが存在します。
企業は、高校生の就職スケジュールと高卒採用の独自ルールを理解した上で活動を行うことが求められます。

高校新卒採用で抑えておきたいのは下の4つの日程です。

高卒採用選考スケジュール

6月1日 
【企業→ハローワーク】 ハローワークへの求人申込書受付開始

7月1日 
【ハローワーク→企業】 ハローワーク確認済み求人票の返戻開始日
【企業→高校】 高校への求人票持参・郵送

9月5日
【高校→企業】 企業への応募者の推薦開始

9月16日
【企業→生徒】 企業による選考開始、採用内定開始
※高校新卒採用では、企業は書類選考を行うことが出来ません

 

高校・高校生側、企業側の動きは下の通りです。

<高校・高校生の就職の動き>

高校生の就職活動の年間スケジュールは、ハローワークから案内のある「求人票の解禁時期」「求人募集の解禁時期」に沿った年間スケジュールによって決められています。

高校・高校生の動きは以下のスケジュールとなっています。

高校・高校生の就職の動き

2年生 1~3月
三者面談
求人情報を調べ始める

3年生 4月~6月
就職説明会
ゴールデンウィーク前後に「進学か就職か」の進路が決まってくる

3年生 7月~8月
企業選定、職場見学
学校内で求人票一覧、求人票を確認

3年生 9月
応募書類提出
採用選考・面接開始

3年生 9月末~11月中旬
二次募集

 

<高卒採用の企業の動き>

企業側の動きは下の通りです。

高卒採用の企業の動き

6月1日
ハローワークによる求人申し込み書の受付開始
ハローワークで求人を申し込む

7月1日
企業による高校への求人申し込み及び高校訪問開始
ハロワークの求人票や採用パンフレットを郵送、または訪問する

9月5日
高校から企業へ高校生の応募書類提出開始

9月16日
企業による選考・面接開始及び採用内定開始 

 

<高卒採用において高校に送るべき採用PR物>

高校・高校生のスケジュールと企業側のスケジュールを抑えたうえで、求人票に加えて高校へ郵送すべきPR物があります。
それがPR①「社長からの手紙」、PR②「社員インタビュー記事」、PR③「採用パンフレット」の3つ。

以下詳しく見ていきましょう。

高卒採用において高校に送るべき採用PR物

PR① 2年生の3学期 2月~3月
進路ガイダンスや保護者会、三者面談の時期

意欲の高い生徒→先生も頑張りに応える傾向

PR② 3年生のゴールデンウィーク頃 4月後半~5月前半
進路の方向性が定まる
就活本番直前の準備の時期

PR③ 3年生の7月
求人公開に伴い就活本格化

このタイミングごとに、効果的な採用PR物を送付していく必要があります。

PR① 社長からの手紙

求人票では伝えきれないあなたの会社の魅力と、新卒採用の本気度、歓迎度合いを伝えていきます。
社長自らが語ることで、他社、特に大企業との差別化に繋がります。
インパクトは大きく、受け取った教員が、あなたの会社の「専用ファイル」を作ってくれるきっかけになりえます。

PR② 社員インタビュー

職場のリアルを伝えてきます。若い社員や、それこそ高校新卒で採用し活躍している社員の紹介を行うと良いでしょう。資料を見た生徒は自身のキャリアや、そこで働く自分の姿をイメージすることが出来ます。

PR③ ハローワーク求人票、社長からの手紙、社員インタビュー

これまで送付した資料を添えて求人票をなるべく7月1日に近いうちに送付します。
高校新卒採用2年目以降は、実際に対象高校からの入職者のメッセージを資料にして送ることも効果的でしょう。

▼高卒採用において高校に送るべき採用PR物3点の詳細はこちらから▼

 

以上高校採用のスケジュールをご紹介しました。

ミズサキ株式会社では高校生の各時期に合わせた採用PR物の作成や郵送を行っております。ハローワークの導入、求人原稿の作成や採用パンフレット作成も是非ご依頼ください。

ご相談は無料で承っていますのでお気軽にお問合せください。

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