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ハローワーク活用のメリット

ハローワーク活用のメリット
  • 公開日:2024/06/23
  • 更新日:2024/08/25
藤村俊太郎
この記事を書いた人
藤村俊太郎

愛知県知多市出身。愛知県立明和高校→慶應義塾大学卒業。高卒採用のプロフェッショナル。年間5000件以上の採用をマッチングさせる転職サービスの開発・運用を経験。自社採用部署における、新卒採用の立ち上げ・採用広報部署の立ち上げ・社員定着戦略/仕組みの構築を行う。採用戦略の構築とインハウス化が得意。

会社の規模を大きくするために従業員を増やしたい。
現時点で人員が足りていないので採用をしたい。様々な理由で人材採用を検討している方は多いでしょう。

今回は、「採用」の一つの手段として、”ハローワーク”の利用を考えている方へ、ハローワーク利用のメリットをお伝えしていきます。

1.ハローワークは利用料0円

求人広告メディアや人材紹介を利用した採用では1人あたりの採用に数十万円はかかります。
そのため中小企業では手軽に利用できるとは言えません。

しかし、ハローワークでは求人情報の掲載は何件でも無料で行うことができ、管区内のハローワークから職業紹介を受けることが可能です。

2022年度の実績では、ハローワークは新規求職申込件数約458万人、新規求人数約1052万人、就職件数約126万人と、民間の求人サイトや職業紹介会社よりも多くの求職者が利用をしているサービスです。
サイトへのアクセス数は1日で240万件にも上ります。

ハローワークを徹底活用することで、良い人材をコストをかけずに採用することができるのです。

2.貴社の地域に特化している公的なサービス

ハローワークは管轄エリア内の中小企業、小規模企業を中心に職業の斡旋紹介を行っている地域特化型の機関です。

地元で働きたい求職者にとっては豊富な求人情報源となっていることが魅力です。

筆者の20代の友人の多くもハローワークを利用していますが、若年層の地元志向が強くなっていることや、公的機関が確認しているという点でハローワークの求人情報に「安心感」があることも背中を押しているように思います。

さらに、近年では「スカウト」機能が追加されたことで、積極的な採用活動のツールとしてもハローワークを活用することが可能になりました。

3.ホワイトカラー、経営幹部、高度人材も採用することができる

従来、ホワイトカラー系の職種は民間の職業紹介事業所が取り扱うケースが多かったですが、ハローワークインターネットサービスが始まりネット上で求人を検索、応募することが可能となり、求職者の垣根はなくなってきました。
ハローワークでも幅広い人材を対象とした求人、求職活動が行われるようになっています。

また、ハローワークは求職者へ、失業保険の受給申請手続きを行う役割も担っています。

仕事を探す前段階として、失業保険申請のためにまずはハローワークに登録する方が多いのです。
失業保険の受給のためにはハローワークでの求人応募を行う必要があるため、就職・転職を始めたばかりの求職者にもいち早くアプローチすることが可能です。

4.高校生、大学生など”新卒”の採用を行うことができる

ハローワークでは求人情報を新卒向けに設定することができます。
新卒の学生の中には、「大手ではなく中小企業で」「地元で働きたい」というニーズから地元の優良企業を志望する場合も数あります。
そうした学生が利用するのは、地域の求人情報が豊富なハローワークなのです。

また、高校新卒ではハローワークを介した採用活動がルール化されています。
専門学校、短大、大学でも専任の担当者がハローワークの新卒専用の求人情報から相談、応募支援を行っています。

さらに、一般のハローワークとは別に「新卒応援ハローワーク」が各都道府県に1カ所以上設置されており、就職支援ナビゲーターが個別に新卒学生へ支援を行っています。
学生にとってはプロのナビゲーターと相談できることから利用されているケースが多く、多くの新卒マッチングが生まれています。

5.地方自治体や民間の職業紹介事業所にも求人情報が提供される

ハローワークの求人情報は様々な団体、機関、企業に提供されています。
こうした外部機関を通して採用につながるケースも多く、外部の労働市場におけるマッチング機能によって人材確保の可能性が高まります。

もちろん外部機関を経由する場合には費用が発生しますが、急募の場合には強い力になってくれるでしょう。

また、外部機関には公開しないということも、ハローワーク求人情報作成時に簡単に設定することが可能です。

 

以上、ハローワーク利用のメリットについてお伝えしました。

今後はミズサキサイト上に、ハローワーク活用のノウハウをどしどし投稿予定です。ハローワークを使いこなすことで、「良い人材を、コストをかけずに採用」していただき、各企業の成長に寄与していきたいというのが我々の思いです。

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