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高校新卒採用における求人の出し方|ハローワークへの求人票登録が必須

  • 公開日:2024/08/18
  • 更新日:2025/04/11
藤村俊太郎
この記事を書いた人
藤村俊太郎

愛知県知多市出身。愛知県立明和高校→慶應義塾大学卒業。高卒採用・大卒採用・中途採用のプロフェッショナル。年間5000件以上の採用をマッチングさせる転職サービスの開発・運用を経験。自社採用部署における、新卒採用の立ち上げ・採用広報部署の立ち上げ・社員定着戦略/仕組みの構築を行う。採用戦略の構築とインハウス化が得意。

若手採用の手段の1つとして近年注目を集めている高校新卒採用。高卒採用には、大卒採用や中途採用とは異なるルールや手順があります。この記事では高校に求人を出すまでの手順・やっておくべきことを解説していきます。

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高校へ求人を出す方法・手順

高校へ求人を出すためには、ハローワークに高卒専用の求人票を登録する必要があります。ハローワークから承認をもらったら求人票が届くので、コピーを高校に送付しましょう。

6月|ハローワークに高卒専用の求人票を登録する

ハローワークに高卒専用の求人票を登録する方法は2つ

  1. ハローワークインターネットサービスから申請する
  2. 求人申込書に必要事項を記入して申請する

これまでに中途採用などでハローワークを使ったことがある場合は、慣れている方法で高卒用の求人票登録を行いましょう。初めてハローワークを利用する場合は、ハローワークインターネットサービスを使うことをおすすめします。

※管轄のハローワークによっては、書類の名称が変わったり、その他の書類が必要な場合があります。初めて高卒採用を実施する方は管轄のハローワークに確認しておくとスムーズに進められるでしょう。(ハローワークへの申請を進めていくうえで、必要な書類などに関する情報はハローワークの職員から連絡してもらえますので、そこまで神経質になる必要はありません。)

高卒専用の求人票は充足するまで原則取り下げができない

高卒専用の求人票は、その他の新卒・中途採用の求人票とは扱いが異なります。募集定員に達することなく取り下げることができず、求人票の内容修正をする際には必要書類をハローワークに提出する必要があります。

ハローワークの中途採用では、ハローワークインターネットサービスで求人票の取り下げ/修正ができましたが、高校新卒ではできませんので、これまで中途採用でハローワークを使っていた方はご注意ください。

7月|求人票のコピーを高校に送付する

ハローワークに申請した高卒用の求人票は7月1日の求人解禁日から受け取りができます。求人票をコピーして高校に送付、または高校への訪問時に持参しましょう。

高校へ求人を出すときのポイント・注意点

求人票の登録・高校への求人開始をする際に、応募者を効果的に集めるためのポイントや、注意点がいくつかあります。

管轄のハローワークに説明会への参加が必須かどうか確認する

管轄のハローワークによっては、説明会に参加しないと求人票を発行できないことがあります。事前に管轄のハローワークに連絡して確認しておきましょう。

地域によって説明会を開催している場合とそうでない場合があります。初めて高卒採用に取り組む企業の方、初めてハローワークを利用する企業の方は、高卒採用の全容や注意点を知っておくためにも参加しておいて損はありません。説明会の有無を確認して時間があれば参加してみましょう。

ハローワークへの求人票の申請は早めに済ませる

6月1日以降にハローワークに求人票を申請できますが、できれば6月中旬までには申請を済ませておきましょう。

高校が夏休みに入る前に求人票を届けるのが高卒採用のセオリーです。6月の後半には多くの企業が高卒用の求人票を申請するため、申請が遅れてしまうと求人票の受け取りも遅れてしまう可能性があります。

高校に求人を送る前にやっておくべきこと

採用の目的・採用したい人物像を明確にする

高卒採用に限らず、なんとなく採用活動をしていても成果が出ない企業が多いです。また、採用したい人物像を明確にしないままでは、入社後のミスマッチが生じやすく、早期の退職が増えてしまうこともあります。

採用活動の目的を定め、どのような人物を採用する必要があるのかを明確にし、採用したい人物像から逆算して採用計画を立てていきましょう。

採用したい人物像を明確にすることで、どのくらい対象者を絞り込んだらよいのか、自社のアピールポイントが自ずと決まってきます。

▼採用人物像の作り方について、こちらの記事で詳しく解説しているので併せてご覧ください▼

まとめ

高卒採用を始める際に何をしたら良いか、その時に気を付けるべきこと、高卒採用を成功させるためのポイントをお伝えしました。

スムーズに採用活動を進めるためには、高校に求人を出すまでの流れ・スケジュールの全体像を把握しておくことが重要です。

まずは自社が使える時間の中でできることから挑戦して、必要であれば採用支援会社や代行会社への依頼も検討していくと良いでしょう。

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