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採用力を高める!面接時に使える考え方と質問集

採用力を高める!面接時に使える考え方と質問集
  • 公開日:2024/07/10
  • 更新日:2024/11/28
藤村俊太郎
この記事を書いた人
藤村俊太郎

愛知県知多市出身。愛知県立明和高校→慶應義塾大学卒業。高卒採用のプロフェッショナル。年間5000件以上の採用をマッチングさせる転職サービスの開発・運用を経験。自社採用部署における、新卒採用の立ち上げ・採用広報部署の立ち上げ・社員定着戦略/仕組みの構築を行う。採用戦略の構築とインハウス化が得意。

面接で応募者の情報を引き出し、適切に判断をするには、面接官が聞く質問が重要です。
質問の質が、面接の質を左右します。

今回は実際に面接時に使える考え方と質問をご紹介します。
自社の面接に導入し、採用力を高めましょう。

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1.応募者の考え方+行動パターンが分かる質問をする

面接時の応募者の回答を基に、面接官は自社の求める人物像に合うかを判断します。
この際に重要なのは、応募者の情報をしっかりと引き出すこと。
当たり障りのない回答や、”本音”か分かりにくい回答からは、精度の高い選考を行うことが難しいです。

「いつ」「どこで」「どのようにして」「何のために」など、応募者がどのように行動するか/したか、ということを詳しく確認していくようにしましょう。
実際の行動を聞くことで、応募者の本音や真実を引き出しやすくなります。

たとえば、「リーダー経験があります」という表面的な回答よりも、「高校生の頃、学校で、同級生からの推薦もあって、校内の勉強改善のために生徒会に立候補し当選した。施策は周りを巻き込みながら推進し、最終的に成し遂げられた」という回答を引き出せたほうが、あなたの会社に合った人材かを判断する材料が増えるのです。

そのためには、質問→回答、質問→回答とやり取りを単発で終わらせることなく、質問→回答→さらに質問というように掘り下げていくことが有効です。

この掘り下げたやり取りを繰り返すことで、応募者の行動や価値観、考え方を深く知ることが可能になります。

2.WHY?(なぜ)ではなくWHAT?(なにが理由?)で掘り下げる

面接時の深堀りのやり取りで気を付けていただきたいのは、応募者側に「圧迫面接」を思われないこと。
聞き方や言葉の使い方を間違えると、応募者はプレッシャーを感じます。

「なぜ?」というストレートな聞き方で掘り下げるのではなく(なぜ?は応募者自身に非があるような会話の着地になりがちです)、「なにが理由?」と言い換えて聞くことで、応募者も話しやすくなります。

3.まず最初に聞いたほうが良い質問

さて、ここからは面接時に使える質問例をご紹介します。
面接時にまず聞いたほうが良い質問。それは応募者が回答を用意している質問です。

ベーシックな質問をすることで、応募者が応えやすく、話が弾むようになります。
応募者の緊張を解くという狙いもあります。

一般的に広く使うことのできる王道質問は下記の通りです。

 

・志望動機をお聞かせください

この業界を選んだ理由と、その中で自社を選んだ理由を聞きます。

 

・ご自身の強みや、得意なことをお聞かせください

応募者が得意と思っているものと実績の確認をします。

 

・企業理念や自社の社風を聞いてどのように感じましたか?

応募者の価値観を把握します。
この際に自社の企業理念を体現できそうな方であれば、裏付けとなる経験や実績を聞きます。

 

・前職の退職理由はなんですか?

応募者の就活の軸を確認します。
また、入社後にその応募者が気にする部分ですので、自社を辞めてしまう可能性のある原因を突き止めることができます。

 

・給与額のご希望はいかがですか?

給与提示後の辞退が起こらないよう、面接時に希望を聞きます。

 

・仕事の仕方と、仕事をする上でのこれまでの対人関係をお聞かせください。

仕事に取り組む姿勢と、社内での人間関係構築の可能性を確認します。

4.さらに一歩進んで、”応募者を魅了付けする”質問

王道質問を通して応募者と打ち解け、選考評価シートもある程度埋めていきます。

ここからさらに、応募者の選考離脱や内定辞退を防ぎ、入社後の定着率を高める質問をしていきます。
それが魅了付け質問

ポイントは「入社後の自分の姿をイメージしてもらうこと」「入社後の不安の払拭」です。

応募者が内定をもらうという状態をゴールとせず、自社に入社後成長し、活躍するところまでを面接時に話し合います。
すると、応募者にとっては内定までの選考が通過点となります。
選考離脱をぐっと減らすことが出来るのです。

 

また、応募者に「この会社は私を見てくれている。大切に思ってくれている」と感じてもらうことも重要です。
選考を通して会社のあたたかさを伝えることで、応募者をグリップしていくことができます。

このような魅了付け質問の例は下記の通りです。

 

・5年後、10年後にこうなっていたいという将来像はありますか?

応募者の理想とする未来を、あなたの会社でなら実現できるという話し合いになればgoodです。
自社で得られる経験やスキル、応募者の将来像実現に向けサポートできることを伝えましょう。

 

・選考や入社後に関して、今不安に思っていることはありますか?

真摯に答え、応募者に寄り添いましょう。
正直に会社の現状を伝えるとともに、仮に今足りていない部分があるとしても、それを認めた上で改善してく姿勢があることを伝えましょう。

 

・就活の終了条件はなんですか?

応募者が仕事選びに際して最も重要視していることが引き出せます。

ここで自社の魅力をぶつけていきましょう。

5.自社への入社を決めてもらうためのトーク「なぜ今か、なぜ君か」

ここまで、面接時に使える質問をご紹介しました。

最後に、応募者の心に訴えかけ、自社の志望度合いを上げてもらえたり、入社を決めきってもらうのに役立つ面接時のトークをご紹介します。
それが「自社に入社するタイミングとしては今がベストで、あなたにこそ自社に入社してほしい」という内容を伝えることです。

 

「今しかできない経験がある」「今だからこそ得られるものがある」「将来に向かって今が大事な時」「今こそが復活に向けた勝負時」などなど......会社の状況によって様々ですが、あなたの会社にも切り取ることで「今」が生き生きとなる要素があると思います。

応募者にとっては、その生き生きとした「今」のあなたの会社に入るのが、タイミングとしてベストであると感じ取ってもらうことが大事なのです。

過去から将来を語り、その中の重要な位置づけとして「今」を用意することで、応募者にとっては入社する大きな理由になるのです。

また、応募者自身が会社から「求められている」と実感することが大事です。

「なぜ”あなた”に、入社してもらいたいか」は、応募者の心に刺さる内容です。

あなたにこそ入社してほしい理由をぶつけていきましょう。
応募者が社会や会社のただの歯車ではなく、「自分だからこそ」と勇気づけられ重要感を得られることは貴重な訴求となります。

この際には、会社の将来像やロードマップとリンクした理由だとさらに効果的です。

 

以上、面接時に使える考え方と質問をご紹介しました。
ミズサキ株式会社では、こうした面接の指導や設計も支援をしております。
無料でご相談を受け付けておりますので、ご興味がございましたら是非お問合せください。

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