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【2025年最新】有料求人サービス検討時に押さえるべき全知識|無料の求人媒体を活かしつつ採用を加速!マイナビ・リクナビ・dodaなどを網羅

  • 公開日:2025/06/02
  • 更新日:2025/06/12

採用担当として「今年こそは良い人材を採用したい」と意気込んでいるあなた。

予算を最大限有効活用したいと考え、まずは無料の求人サイトで採用活動を始める。これは、多くの中小企業にとって第一歩目の施策です。実際に無料の媒体だけでも素晴らしい人材との出会いは十分に可能です。

一方で、「もっとスピーディーに母集団形成をしたい」「特定のスキルを持つ人材に的を絞ってアプローチしたい」といった場合には、有料の求人サービスを組み合わせることで、採用活動をさらに加速させることができます。この記事では、無料媒体での採用をベースとしながら、2025年の採用市場で効果的に成果を出すための有料求人サービスの選び方と活用法について、最新情報をまとめていきます。

藤村俊太郎
この記事を書いた人
藤村俊太郎

愛知県知多市出身。愛知県立明和高校→慶應義塾大学卒業。高卒採用・大卒採用・中途採用のプロフェッショナル。年間4,000件以上の採用をマッチングさせる転職サービスの開発・運用を経験。自社採用部署における、新卒採用の立ち上げ・採用広報部署の立ち上げ・社員定着戦略/仕組みの構築を行う。採用戦略の構築とインハウス化が得意。

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第1章 はじめに:無料媒体の活用と、有料サービスを検討する理由

「まずは無料の求人サイトで採用活動を始めたい」。これは多くの企業担当者が考える、非常に合理的なスタートです。無料媒体は、多くの求職者が利用するため、企業の認知度向上や幅広い層へのアプローチに有効な手段です。

その一方で、2025年の採用市場は求人倍率が高止まりしており、多くの求人情報の中に自社の情報が埋もれてしまうことも少なくありません。

そこで、より多くの求職者に自社の魅力を見つけてもらい、"会いたい人材"と出会うチャンスを増やすために、有料求人サービスの活用が戦略的な一手となります。無料の取り組みを土台としながら、有料サービスで採用活動にアクセルを踏む。この考え方が、効率と成果の両立を目指す上で非常に有効です。

第2章 2025年版・求人サイトの掲載料金体系を総整理

求人サイトの料金体系は、実際に使ってみると「思ったより複雑だ」と感じるかもしれません。大きく分けて、以下の4つがあります。

  • 掲載課金型
  • 応募課金型
  • 採用課金型
  • クリック課金型

それぞれの特徴は以下の通りです。

課金体系 特徴
掲載課金型 求人掲載する際に一定期間分の料金を支払う。例)「マイナビ転職」なら4週間で20万円~120万円と幅があり。大量採用、広い告知に向いています。
応募課金型 応募があった分だけ料金が発生。無駄打ちを避けたい企業に人気です。
採用課金型 実際に採用が決まった時点で費用が発生。リスクを抑えたい場合に有効です。
クリック課金型 求人広告がクリックされるごとに課金。Web広告のような運用が可能です。

【2025年の相場感】
新卒:80~300万円/シーズン
中途:20~100万円/月

料金は「職種」「勤務地」「掲載期間」「オプションの有無」などで大きく変動します。たとえば、ITエンジニアや都市部求人は高め、地方は比較的安価です。

コラム:掲載料金だけじゃない!採用の「見えないコスト」と「タイパ」

有料サービスを検討する際、掲載料金という「目に見えるコスト」に目が行きがちです。しかし、採用活動には「見えないコスト」も存在します。

  • 機会損失コスト:採用が遅れることで、その人材がいれば得られたはずの売上や成果を失うコスト。
  • 採用担当者の人件費:応募のない求人票を何度も更新したり、ミスマッチな応募者対応に時間を費やしたりする時間コスト。
  • 早期離職コスト:ミスマッチ採用により1年以内に離職者が出た場合、採用費や研修費が全て無駄になるコスト。

有料サービスの活用は、これらの「見えないコスト」を削減し、採用活動全体の「タイパ(タイムパフォーマンス)」を向上させるための投資でもあります。月20万円の掲載料も、採用の成功確率を高め、担当者の工数を月20時間削減できるなら、費用対効果は高いと言えるかもしれません。

第3章 主要求人サイト・媒体別の掲載料金&特徴まとめ

媒体名

掲載料金(目安)

主な特徴

向いている企業・職種

割引・キャンペーン例(2025年)

マイナビ転職

20万~120万円/4週間

幅広い職種・全国対応、知名度高い

中途採用、全国展開

上位枠37%OFFなど

リクナビNEXT

クリック課金型のみ

IT・営業職に強み

中途採用、若手人材

-

doda

30万~180万円/4週間

スカウト機能、専門職に強い

専門職・技術職

最大53%OFF

エン転職

30万~188万円/4週間

口コミ・情報量が豊富

若手・未経験層

最大60%OFF

バイトル

13.5万~26.5万円/4週間

動画求人、若年層に強い

アルバイト・パート

約49%OFF

タウンワーク

1.5万~1.8万円/2週間

地域密着型、知名度抜群

地方・アルバイト

-

実際に問い合わせてみると、時期やキャンペーンで料金が大きく変わることも。初めての掲載や複数媒体の同時利用で割引が適用されるケースもあるので、見積もりは必ず複数社で取るのがおすすめです。

第4章 求人サイトの選び方:コストパフォーマンスを最大化する5つの視点

求人サイトを選ぶ際にコストパフォーマンスを最大化する5つの視点

  1. 応募者の質と量の見極め
  2. 自社に合う媒体の選定ポイント
  3. 成果報酬型・応募課金型の活用シーン
  4. 費用対効果の指標
  5. 他社事例から学ぶ

1. 応募者の質と量の見極め

例えば、エン転職は「若手・未経験層」、dodaは「専門職」に強いなど、媒体ごとに得意分野が異なります。自社のターゲット層が集まる媒体を選ぶことが大切です。

2. 自社に合う媒体の選定ポイント

職種・勤務地・採用人数・採用スピードなど、自社の採用要件を整理してから選定しましょう。

3. 成果報酬型・応募課金型の活用シーン

たとえば「初めて使う媒体」「少人数採用」なら、リスクを抑えられる成果報酬型や応募課金型が向いています。

4. 費用対効果の指標

応募単価・採用単価・面接率・定着率など、数字で効果を振り返るクセをつけると、次の採用活動に活きます。

5. 他社事例から学ぶ

同業他社や競合の採用事例を調べてみると、思わぬヒントが得られることも。媒体の担当者に「他社事例」を聞いてみるのもおすすめです。

第5章 有料求人サービス活用ノウハウと応募数・質アップのコツ

掲載原稿の作り方

ただ条件を羅列するだけでは応募は増えません。職場の雰囲気や働く人の声、写真・動画を使って「自分ごと」としてイメージできる情報を盛り込みましょう。

より詳しく知りたい方はこちらの記事がオススメです。

スカウト・オプション機能の活用

特にdodaやエン転職のスカウト機能は、欲しい人材に直接アプローチできるので、母集団の質を高めたい時に有効です。

また、昨今では「忙しくてスカウトを送る暇がない」というご担当者様向けにスカウト送信代行を請け負うサービスも増えてきております。

弊社でも月額固定でスカウトを『上限まで全件』送信代行を行うサービスを行っております。ご質問等がございましたらお気軽にお問い合わせください。

スカウトを上限まで全件送信代行!母集団形成の成果を最大化するならミズサキのスカウト送信代行サービス

効果測定と改善サイクル

応募数・面接率・採用数などを定期的にチェックし、原稿や媒体を見直すことで、無駄なコストを減らせます。

弊社でもプロの採用コンサルタントがターゲット層や採用フローの見直しなど、採用戦略の構築を無料で併走するサービスも行っております。ご質問等がございましたらお気軽にお問い合わせください。

サービス一覧

応募者対応・現場連携

応募後のレスポンスが早いほど、良い人材の確保につながります。現場との連携も密にし、面接日程調整や選考フローをスムーズに進めましょう。

より詳しく知りたい方はこちらの記事がオススメです。

まとめ

2025年の採用市場において、無料の求人媒体は採用活動の重要な基盤です。その上で、有料求人サービスを戦略的に活用することで、母集団形成をさらに加速させ、応募者の質と量の両面で採用の可能性を大きく広げることができます。各媒体の料金体系や特徴を正しく理解し、自社の採用ターゲットや目的に合ったサービスを選ぶことで、コストパフォーマンスを最大化できます。

また、求人原稿の工夫やスカウト機能の活用、効果測定と改善サイクルの徹底、応募者対応や現場との連携強化など、運用面でもひと手間かけることで採用成果は大きく変わります。割引キャンペーンや最新のサービス動向も積極的に情報収集し、柔軟に戦略を見直していくことが重要です。

「まずは無料で試す」という堅実なアプローチを大切にしつつ、企業の成長フェーズや採用目標に合わせて有料サービスを賢く組み合わせることが、限られた予算で最大の成果を出す鍵となります。自社に最適な求人媒体と運用ノウハウを身につけ、2025年の採用成功を目指してください。

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