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【2025年版】工業高校生からの応募を増やす求人の出し方!出すタイミングや準備まで解説!

【2025年版】工業高校生からの応募を増やす求人の出し方!出すタイミングや準備まで解説!
  • 公開日:2025/02/04
  • 更新日:2025/02/04
藤村俊太郎
この記事を書いた人
藤村俊太郎

愛知県知多市出身。愛知県立明和高校→慶應義塾大学卒業。高卒採用・大卒採用・中途採用のプロフェッショナル。年間5000件以上の採用をマッチングさせる転職サービスの開発・運用を経験。自社採用部署における、新卒採用の立ち上げ・採用広報部署の立ち上げ・社員定着戦略/仕組みの構築を行う。採用戦略の構築とインハウス化が得意。

工業高校生の採用は、技術力や経験を持った優秀な人材を確保するための重要な戦略です。
しかし、効果的な求人の出し方やタイミングを見極めることは、容易ではありません。
本記事では、工業高校生からの応募を増やすことを目的に、求人を出す際のポイントを詳しく解説します。

工業高校生からの応募を増やすためには、工業高校生が求める条件や職場環境を理解し、企業がどのような魅力をアピールすべきかを考えることが大切です。
また、この記事では求人のタイミングや学校との連携方法についてもふれ、採用活動を成功に導くための実践的な知識を提供します。
あなたの会社にピッタリの工業高校生を採用するための第一歩を、この記事で切りましょう。

工業高校への求人の出し方!前提となる考え方

工業高校生からの応募を増やす求人の出し方を検討するにあたり、前提となる考え方がありますので、この章ではその内容について説明します。

1.工業高校生のニーズの把握
工業高校生が求める職場環境を把握し、”他社に埋もれない”求人を作成しましょう。
例えば、学校で学んだスキルを生かしてどんどん腕を上げたいと考えている学生には、より実際の現場での働き方が想像しやすくなる情報を提供することが求められます。

2.求人内容以外での立ち回り
本記事では、工業高校生からの応募を増やすことを目的に求人を出す際のポイントを中心に解説しますが、工業高校生からの応募を増やすにはそれだけで十分ではありません。
求人発表のタイミング、学校とのコミュニケーションや採用マーケティングの施策など、多岐にわたる工夫が必要です。

その内容についても解説していきます。

工業高校生の就職の特徴

はじめに、工業高校生からの応募を増やすために工業高校生の就職の特徴を把握し、企業がどのような魅力をアピールすべきかを考えていきましょう。
公益社団法人全国工業高等学校長協会が発表している情報をまとめると、工業高校生の内定率、離職率は下の表の通り。
高校全体と比べると、内定率が高く、離職率は低いことが分かります。

工業高校出身者と高校出身者全体の比較(2024年度のデータ)
 

工業高校

高校全体

内定率

97.1% 77.3%
離職率 16.3% 39.5%

工業高校生は就職に非常に強い

まず、工業高校生は就職に非常に強いです。

文部科学省の「高等学校卒業(予定)者の就職(内定)状況調査」において、学科別に就職率を集計した結果、20年以上に渡って工業が就職率No.1となっています。

公益社団法人全国工業高等学校長協会によると、工業高校生の2024年度の就職内定率の全国平均は97.1%であり、昨年度(96.9%)に比べ0.2ポイント上昇。
今年度末までには例年どおり100%に近い内定率になる見通しとのこと。
同時期の高校生全体の内定率が77.3%であることを考慮しても、工業高校生は就職に非常に強いことが分かります。

工業高校生が就職に強い理由

1.専門的な知識や技能

2.離職率の低さ

ここまで工業高校生が就職に強い理由は、大きく分けて二つあります。
まず、学校で専門的な知識や技能を学べることや、就職に有利な資格を取得している生徒が多いこと。
そのほか、就職した生徒の離職率が高校卒業者全体の離職率39.5%に対し、工業高校出身者は16.3%とかなり低いことも一因となっています。

また、求人倍率に関しても2024年は高校新卒全体3.52倍、大学新卒が1.71倍に対して、工業高校新卒は27.2倍
1人の工業高校生徒に対して約27件の求人募集がある計算になります。
大卒でも入社が難しい大手企業の求人も増えてきている結果、求人倍率が高まり、生徒側からすると充実した進路が選択できるようになっています。
そのため、工業高校生からの応募を増やすためには特に”他社に埋もれない”求人募集を心がける必要があります。

工業高校生徒の就活の特徴

工業高校の生徒は、早い段階から将来の進路について真剣に考え、具体的な就職活動を進めています。
普通科では2年生の終わり頃に三者面談をし、将来のことについて考える機会を設け始めるケースが多いですが、工業高校では、1年生の頃から業界研究が始まることが多く、卒業後の進路を意識した学習を進めています。

また、2年生になると、具体的な企業の求人票を参考に、自分の進路を決め始める生徒もいます。

そのため、3年生の7月から高校に採用のアプローチを始めたとしても、生徒はすでに興味のある企業を絞り込んでおり、他の企業の説明会に参加する可能性は低いと言えます。

以上を踏まえ、工業高校生徒の採用を成功させるためのポイントは以下の3点です。

工業高校生徒の採用を成功させるためのポイント

1.早めの情報提供:生徒が1年生の頃から、採用PR物を送付したり、企業説明会やインターンシップなどの情報を提供し、興味を持ってもらうこと

2.学校との連携:学校の先生と連携し、生徒の進路相談に乗るなど、信頼関係を築くこと

3.企業の魅力を伝える: 自社の魅力を分かりやすく伝え、生徒の興味を引きつけること

工業高校生からの応募を増やす求人の出し方 5つのポイント

実際に求人票を作成する前段階であり、採用で重要な土台となる、求人票作成に際しての基礎的な考え方を解説した記事はこちらから↓


この章では工業高校生からの応募を増やすために求人作成担当者が特に気をつけるポイントを紹介します。

1.情報の透明性
求人情報はできるだけ透明性を持たせることが大切です。
給与や勤務時間、休日の数など、基本的な情報を隠さずに明示することで、応募者に信頼感を与えます。
特に、工業系の職種では実際の業務に関する具体的な情報を提供することで、彼らの不安を解消し、応募意欲を高めることができます。

2.業務内容の具体性
求人票には、実際の業務内容を具体的に記載することが求められます。
どのような機械や技術を使用するのか、日々の業務の流れ、チームの構成などについて詳しく説明することで、工業高校生は自分がその職場でどのように活躍できるかをイメージしやすくなります。

3.待遇・福利厚生
待遇や福利厚生も重要な選択基準となります。
給与だけでなく、昇給制度、賞与、社会保険、交通費支給、有給休暇など、働く上での条件を明確に示すことで、応募者に対して魅力的な職場であることをアピールできます。

4.キャリアプラン
将来のキャリアプランについても触れることが大切です。
入社後の研修制度や昇進のチャンス、スキルアップのための支援制度などを具体的に説明することで、工業高校生に「この会社で成長できる」という期待感を持たせることができます。
長期的な視野での働き方を提示することが、応募者の心を動かすポイントとなります。

5.職場の様子
最後に、実際の職場の様子を伝えることも重要です。
職場環境やチームの雰囲気、会社の文化や価値観を紹介することで、応募者はより具体的なイメージを持つことができ、安心感を得られます。

工業高校生からの応募を増やす求人を出すタイミングや準備

最初の章でもお伝えしたように、工業高校生をターゲットとした求人を出す際には、適切なタイミングと準備が重要です。

工業高校生からの応募を増やす求人を出すタイミング

工業高校生をターゲットとした求人を出すタイミングについて、いわゆる高卒採用の活動同様に国が定めたルールが存在します。
企業は、高校生の就職スケジュールと高卒採用の独自ルールを理解した上で活動を行うことが求められます。
採用担当者が抑えておきたいのは下の5つの日程です。

<高卒採用選考スケジュール 主要5日程>

6月1日 ハローワーク:求人受付開始
7月1日

ハローワーク:求人票公開開始

高校への求人票持参・郵送

9月5日 高校・高校生:応募書類提出開始
9月16日

採用選考の開始~内定

※高校新卒採用では、企業は書類選考を行うことが出来ません

10月頃 二次募集開始

工業高校生からの応募を増やす求人を出す準備

以下に、工業高校生からの応募を増やすための三つのポイントを挙げます。

1. 工業高校との関係構築
工業高校生をターゲットにするためには、まず工業高校との関係構築が不可欠です。一度採用した工業高校からその後何年も続けて採用できたというのはよくある話です。
まずは、学校訪問や職業説明会への参加を通じて、学校側との信頼関係を築きましょう。
また、インターンシップや職場見学を実施することで、生徒に企業の魅力を直接伝える機会を作ることができます。
学校との連携を強化することで、企業の存在を知ってもらい、学生からの応募を促す環境を整えることが大切です。

工業高校生の採用を成功させるためには、工業高校との良好な関係を築くことが重要です。
以下に、効果的な関係構築の方法をいくつかご紹介します。

学校訪問
学校訪問は、工業高校との関係構築の第一歩です。
以下のポイントを押さえて効果的に行いましょう。

学校訪問のポイント!

・事前のアポイントメント
学校訪問を行う際は、事前にアポイントを取り、訪問日時を確定させましょう。
担当者とすり合わせを行うことで、スムーズなコミュニケーションが可能になります。

・企業紹介の準備
学校訪問時には、自社の紹介資料やパンフレットを準備し、企業の魅力を伝えることが重要です。
特に、工業高校生に対する具体的なキャリアパスや成長機会について触れると良いでしょう。

・双方向のコミュニケーション
学校の先生方や生徒との対話を重視しましょう。
生徒の興味やニーズを理解することで、後の採用活動にも役立つ情報を得ることができます。

現場見学
現場見学は、工業高校生に自社の雰囲気や仕事の内容を直接体験してもらう絶好の機会です。
生徒が実際に作業に参加できる体験型のプログラムを設けることで、よりリアルな職場環境を感じてもらえます。これにより、会社への興味を高めることができます。
また、現場見学では、自社の社員と生徒との交流の場を設けることが大切です。
実際に働いている社員が自分の仕事について話すことで、工業高校生にとってのロールモデルとなり、志望意欲を高める効果があります。

見学後には、生徒からのフィードバックを求めることも重要です。彼らの反応や意見を取り入れることで、今後の活動に活かすことができます。

継続的な関係構築
工業高校との継続的な関係構築は、単発の採用活動にとどまらず、長期的な視点が求められます。
工業高校との定期的な連絡を心掛けましょう。
進路指導の先生や生徒に対して、企業のニュースやイベント情報を提供することで、継続的な関係を築くことができます。

インターンシップや職場体験の提供も継続的な関係構築の一つ。
定期的にインターンシップや職場体験を開催し、工業高校生に実際の業務を体験してもらうことが重要です。
これにより、学生との関係が強化され、応募者が増える可能性が高まります。

また、学校との共同プロジェクトを実施することで、企業と学校のつながりを深めることができます。
例えば、技術講習やコンペティションを共催することで、企業の存在感をアピールしつつ、学生のスキル向上にも貢献できます。

これらの方法を通じて、工業高校との関係を構築し、工業高校生の応募を増やすことができるでしょう。
自社にとって最適な人材を見つけるために、積極的なアプローチを実施していきましょう。

2. 採用ターゲットの見直し
次に、採用ターゲットの見直しが必要です。
工業高校生を対象にした求人では、求めるスキルや適性を明確にし、それに基づいたターゲット層を設定することが重要です。

例えば、特定の技術や資格を求めるのではなく、学ぶ意欲やチームワークを重視することで、より多くの学生にアプローチできます。
また、過去の採用データを分析し、どのような学生が成功しているのかを把握することで、ターゲットをより具体化することが可能です。

3. 採用マーケティングの活用
最後に、採用マーケティングの活用が重要です。
SNSや求人サイトを利用して、工業高校生に向けた情報発信を行いましょう。
特に、動画コンテンツやインタビュー記事などを通じて、企業の雰囲気や仕事の内容を視覚的に伝えることが効果的です。

採用マーケティングに関する詳しい記事はこちら

 

以上の三つのポイントを踏まえ、工業高校生からの応募を増やすための求人を効果的に展開していくことが可能です。
企業と工業高校との連携を強化し、ターゲットを見直し、マーケティングを活用することで、より多くの優秀な人材を引き寄せることができるでしょう。

まとめ

本記事では、工業高校生からの応募を増やすための求人の出し方について、効果的なポイントや戦略を詳しく解説しました。
工業高校生は専門的な知識や技能を持ち、就職率が非常に高いことから、企業にとって重要な人材となります。

そのため、企業は彼らが求める職場環境や条件を理解し、魅力的な求人を作成することが求められます。
求人を出す際には、まず工業高校生のニーズを把握し、透明性のある情報提供や具体性のある業務内容の提示が重要です。
待遇や福利厚生、キャリアプランについても明示し、自社の魅力をしっかりと伝えることが成功への鍵となります。

また、適切な求人のタイミングや工業高校との連携も大切です。
早めの情報提供や信頼関係の構築は、学生の興味を引くために不可欠です。

そのうえで、採用ターゲットの見直しや採用マーケティングの活用も考慮し、SNSや動画コンテンツを使用して企業の魅力を伝えることが効果的です。

これらの戦略を実践することで、工業高校生からの応募を増やし、企業にとって最適な人材を確保することができるでしょう。
工業高校生との良好な関係を築き、企業の成長につながる人材採用活動を行っていきましょう。

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